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、お前だったのか。
いつもスマホを守ってくれていたのは。

はじめましてこんにちは。今日からこのコラムで革についてお話しさせていただくことになりました。といっても職業は革とは全然関係ありません。簡単に言うと、いろんな人と関わりながら社会のあれやこれやを考えていろんな方法を提案・実践していく、ソーシャルデザインっていうんですかね、そんな感じのお仕事を兵庫県でしています。ちなみに兵庫県民歴もまだ1年と半分くらいなのですが、そろそろイントネーションが関西訛りっぽくなってきたなあとしみじみしています。でも、よく考えたら文章じゃ1ミリも伝わりませんね、ハッハッハ。こんなもうすぐ26歳を迎える女子ですが(女子って言っていいのか?)、どうぞよろしくお願いします。

さてこの「革いいね!コラム」、始まりましたが、何を隠そうわたくし革について全く知識がございません。なんなら、自分の持ち物のどれが革で、どれが革じゃないかもそこまで意識したことがないのが現実です。そんな自分が革についてのコラムですか、はあ、何からお話しすれば良いのやら。と、ゴロゴロしながらなんとなくいつもの癖でその辺に転がっていたスマートフォンを手に取ったのですが。

「ん?あれ?これは、まさか…革では?」

1ヶ月前に買ったばかりの手帳型のスマートフォンケース。京都でたまたま見つけたデザイナーさんのお店で一目惚れして買ったのです。ってそんな話は今はいいんです。これは、大発見なのです。なんと一番よく使っているモノが、実は革製品!これはもしやと思い、仕事で使っているバッグを引っつかんで中身を漁ってみたら、出てくるわ出てくるわ。定期入れに名刺ケースにお財布、通勤三種の神器と言ってもいいくらいのアイテムが全部革でできていました。よく考えたらお気に入りのあの靴も。いやはや、私ってば本当に革のこと意識できてなかったんですね……。

わたくし、これを機会に少し調べてみました。このスマートフォンケースで使われているものはおそらく「合皮」というやつでしょう。正式には「合成皮革」と言うらしいのですが。なぜ合皮と分かるかって?それは、これらを比較的安く手に入れたという購入時の記憶があるからです。でも、どうして合皮は安価なのでしょうか。本物の革とは品質が違うから、というのが世間一般のイメージだと思いますが、正直、本物の革と合皮それぞれの定義もよく分かっていません。

どうやらちょうどいいテーマが見つかったようです。次回はまず「そもそも革って何なんだ?」というお話から、革の世界に足を踏み入れてみるとしましょう。

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