05

見つめ合う視線の
レザー・ビーム

早くも第5回。暇つぶしに読んでくださっている方、ありがとうございます。タイトルで遊んだら面白いのでは、といろんなところから引っ張ってくる手法を取ったはいいものの、既にネタが尽き始めています。気づいている方もいらっしゃると思いますが、ほら、前回と出典が同じだもの。GOな感じが。でも後悔はしていません。レイザーとレザーという2単語に気づいた瞬間の私の感動をみなさんにお伝えしたいくらいです。

このままでは歌謡コンサートの曲紹介になりかねません。エキゾチックレザー後編です。

この前はサメ、ワニ、エイと海の生き物編でしたので、陸に上がってみましょう。前回の最後に「アイツ」と言いましたが、ワニのほかにもセレブイメージの代表、いますよね。そう、ヘビです。個性的な斑紋や鱗模様が特徴的なヘビ革。ダイヤ形の連続的な模様のあるダイヤモンドパイソンや、不規則な図形模様のモラレスパイソン等、種類も多種多様です。先日動物園で大きくて立派なヘビを見ましたが、確かに綺麗ですよねえ。そんな私はヘビ革のお財布を持ち歩く生活とは縁遠いですがね……。

ヘビに近いお仲間でいくと、トカゲも革製品になっているんだそうです。私個人の所感ですが、春先に庭をピューッと横切っていく印象が強すぎて、なんだか意外。といってもさすがにお庭にいるようなトカゲではなく、リングマークトカゲ(背中に輪状および点状の斑紋が並んでいる種類)がトカゲ革の代表なのだとか。しかも爬虫類皮革の中でもポピュラーな素材として人気というのだから、やはり私もまだまだ勉強が足りないようです。レザーソムリエへの道は遠い。

いまものすごくさらっと登場させましたが、レザーソムリエというかっこいい資格があるんですよ。このコラムも、みなさんにナルホドな革知識をお届けしつつ、筆者はこの機に乗じてレザーソムリエ目指すのもアリなんじゃとか思いながらキーボードを叩いています。なんて一石二鳥なコラムなんでしょう。私が。

あんまり言うと私に石が飛んできそうなので今回はこの辺で。革の出どころについて触れたので、今度は「部位」を詳しく見ていきたいと思います。

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