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どれにしようかな、
さまの言うとおり

始まって早々身も蓋もないことを言いますが、私、レザーウエアというものを1着も持ち合わせておりません。
なんだか前にも書いたような気がするのですが、革ジャンには確かに憧れています。憧れていますが、似合うかどうかは別です。「好きなものを着ればいいんだよ!」という意見ももちろんありますが、革はちょっとハードル高いかな…というのが、正直なところ。それでもいつか身に纏えたらカッコイイだろうなあという気持ちで、今回はレザーウエアの選び方についてお話しようと思います。

服自体の魅力、自分の身丈とのマッチング具合、そして何と言っても着やすさ。これらはレザーウエアのみならず全ての服に言えることです。服を選ぶという行為は、自分の印象を決めるとても大事なこと。だから、デートの日に女の子はその時間を確保するため早起きするんです。待ち合わせに遅刻して来たら、早起きできなかったんだな、でもちゃんとおしゃれして来てくれたんだなと暖かく迎えてあげてください。頼んだぞ、男子諸君。

レザーウエアの選び方ポイントは4つ。まずは「サイズ」。基本的にはジャストサイズを選ぶのがよいでしょう。大きめのサイズをだぼっと着こなすスタイルが流行ったこともありますが、体にフィットした細身のシルエットは流行に関係なく通用します。以前書いた経年変化は服になっても楽しめるので、体の線に革がどんどんなじんできますよ。

次に「素材」。ライダースジャケットはそもそも体を守るという意味合いがあるので、硬い素材をお勧めします。より自分の体になじませるため、着たまま眠る人もいるんだとか。ライダースジャケット以外であれば、ラムなどの薄い革や柔らかめの素材がよいかもしれません。動きやすくて着心地も抜群です。

そして「色合い」。服はどうしても第一印象が視覚情報になるので、このポイントは欠かせません。革といえども、カラーバリエーションは様々です。ビビットカラーからパステルトーン、中間色も風合い豊かで悩ましいですね。ちなみに、黒色や茶系といったいかにも革!というような色には白シャツやグレーのパンツでコーディネートするのが基本のようですよ。

最後は「たるみ」。やっぱり、せっかく気に入ったんですから不具合がないものを選びたいですよね。レザーウエアの場合、大きな面積のところにたるみがあるとのちに不自然なシワができてしまう原因になりかねません。せっかくの革製品、購入前にしっかりチェックしたいものです。

さて、どうですか?さっそく買いに行きたくなっちゃいましたか?
いまだに1人でお店に行って店員さんに声をかけられるとビクッとしてしまう私ですが、実際試着するとすごく客観的に見て意見をくれたりするので助かっています。初めてのレザーウエアもきっとアドバイスをくれるはず…
今度、勇気を出して行ってみようかな。

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